ポイントとウォレットについて
Cloud Bouquetでは、ポイントを使用することで計算ノードを利用することができます。 ここでは、ポイントおよびウォレットの概要、計算ノードを利用する際のポイント消費などについて説明します。
1. ポイントとは
Cloud Bouquetでは、様々な仕様の計算ノードを任意の時間にわたって利用することができます。
計算ノードには、その仕様や利用時間に応じたポイント価格が設定されており、
管理者及びユーザーは、あらかじめ付与されたポイントを消費することで、計算ノードを利用することができます。
2. ポイントの入手方法と有効期限
ポイントは、お客様によるご注文に応じて、弊社より付与いたします。
ポイントのご注文およびお問い合わせに関しては、弊社営業担当、または、弊社お問い合わせ先まで、ご連絡ください。
TIPS!
ポイントには、原則、付与日より180日間の有効期限が設定されております。(一部、キャンペーン等により有効期限が異なるポイントがございます。) 有効期限を過ぎますと、ポイントは失効され、使用できなくなりますのでご注意ください。
3. ウォレットとポイント移動
ポイントの付与以降の取り扱いについて、下記図を参照しながら、説明します。
弊社からの付与処理の後、ポイントは、ウォレット(ポイント保有先の単位)ごとに管理されます。
ウォレットは、管理者ウォレット1つと、各ユーザーグループに1つずつ、の複数用意されます。
(管理者ウォレットは初期より作成されており、ユーザーグループのウォレットは、ユーザーグループの作成の際、同時に作成されます。
ユーザーグループの設定に関してはこちらを参照ください。ユーザーの登録方法(管理者向け))
はじめに付与されたポイントは、管理者ウォレットに置かれます。
管理者は、管理者ウォレットと任意のユーザーグループウォレットの間で、任意の数量のポイントを移動することができます。
ポイントの移動は、必要に応じて、管理者ウォレット→任意のユーザーグループウォレット、任意のユーザーグループウォレット→管理者ウォレット、のいずれかを選択して実行します。また、ポイントの移動は、管理者ではないユーザーは実行することができません。
移動によりユーザーグループウォレットに置かれたポイントは、そのユーザーグループに所属する管理者またはユーザーにより、計算ノードの利用分に充てることができます。
計算ノードの利用分に充てられたポイントは、ユーザーグループウォレットから減算(消費)されます。
以上のような一連の手順により、ポイントを用いて、計算ノードを利用することができます。
TIPS!
上記の流れおよびポイントの取り扱いについて、より詳細な運用条件は以下の通りです。
- 計算ノードの立ち上げに必要なポイント数は、計算ノードを選択・設定する過程で確認することができます(計算ノードの利用方法)
- 移動元ウォレットのポイント数を上回るポイント移動や、ユーザーグループウォレットのポイント数を上回る計算ノードの立ち上げはできません
- 管理者ウォレット、または、所属外のユーザーグループウォレットのポイントを用いての計算ノードの立ち上げはできません
- 有効期限が異なるポイントが含まれている場合、有効期限が早いポイントから、移動および消費に用いられます
- 各ウォレットを合算したポイントが、お客様の保有する合計ポイントとなります
4. 計算ノードとポイントの利用
計算ノードの立ち上げから終了までの過程について、処理の流れを説明します。
具体的な操作手順につきましては、計算ノードの利用方法をご参照ください。
4.1. 計算ノードの立ち上げと終了
ここでは、計算ノードの立ち上げから終了まで、通常通りに使用した場合について説明します。
計算ノードの起動操作(各種仕様の選択、終了予定時刻の記入、[Launch]ボタンの押下など)を行うと、立ち上げ処理が開始されます。
このとき、計算ノードの仕様や使用予定時間(計算ノードの起動から終了予定時刻までの時間)に応じて、ポイントが消費されます。
立ち上げ処理(通常は5~15分程度)が完了すると、計算ノードの操作(使用)が可能となります。
計算ノードが使用可能である時間には、各種演算やデータの送受信などが実行できます。
以降の節で示す通り(4.2. 計算ノードの使用時間延長)、終了予定時刻の延長も可能です。
計算ノードの使用は、計算ノードの起動操作の際に記入した終了予定時刻まで、可能です。
終了予定時刻になると、数分(通常は1~3分程度)の処理待ちの時間を挟み、終了処理が開始されます。
処理待ちの時間には、計算ノードは起動状態であるため各種演算やデータの送受信は実行できますが、終了予定時刻の延長はできません。
終了処理が開始されると、計算ノード上に保存したデータや設定した環境は破棄され、また、計算ノードへのアクセスも不可となり、使用ができなくなります。
この時点で、計算ノードの利用は終了となります。(以降、バックグラウンドでは、終了処理がつづきますが、処理の状況は確認できません。)
計算ノードの立ち上げと終了の流れは、以上になります。
TIPS!
- 計算ノード立ち上げ時に、当該ユーザーグループの有するポイント残高が必要ポイント数を下回る場合は、計算ノードの立ち上げはできません。
TIPS!
- 使用予定時間に応じたポイント消費は、1時間単位で実行されます。
- 例えば、サーバ起動時の時刻と終了予定時刻の差が3600秒以下の場合は1時間分、3601秒以上の場合は2時間分としてカウントされます。カウントされる時間と消費ポイントについては、立ち上げ操作を行う過程の中で確認することができます。
4.2. 計算ノードの使用時間延長
次に、計算ノードを立ち上げた後、使用時間を延長する場合について説明します。
使用時間の延長は、使用可能である計算ノードに対して、終了予定時刻を更新することにより実行できます。
したがって、計算ノードの起動操作(ポイント消費)、立ち上げ処理までの流れは、4.1.計算ノードの立ち上げと終了と同じになります。
計算ノードの起動操作の後、立ち上げ処理が完了して計算ノードの使用が可能になると、計算ノードの起動操作の際に設定した終了予定時刻になるまでの間、当該計算ノードの終了予定時刻を新たな時刻に更新することができます。
更新は、設定済みの終了予定時刻を起点に、それ以降の時刻を指定します。
このとき、新たに追加される使用予定時間(起点となる設定済み終了予定時刻と、更新後の終了予定時刻の差)に応じて、ポイントが消費されます。これにより計算ノードの使用時間延長が実行されます。
計算ノードの使用時間延長が実行されると、計算ノードは、更新後の終了予定時刻まで使用可能になります。
更新後の終了予定時刻以降については、4.1. 計算ノードの立ち上げと終了と同様に、終了処理が実行されます。
TIPS!
- 計算ノードの延長を行う際、当該ユーザーグループの有するポイント残高が必要ポイント数を下回る場合は、延長ができません。
- 計算ノードの終了予定時刻の延長のみを実行できる機能であり、延長のタイミングでは、計算ノードの仕様を変更することはできません。
- 設定済みの終了予定時刻を起点に、それ以前の時刻へ終了予定時刻を変更することはできません。(ただし、直ちに使用を終了する場合については、4.3.計算ノードの早期終了によって実行することができます。その場合、早期終了によるポイントの返却はありません。)
- 延長は、有効な終了予定時刻に達するまでの期間であれば、複数回実行することができます。
TIPS!
- 延長の場合も、使用予定時間に応じたポイント消費は、1時間単位で実行されます。
- 例えば、従来の終了予定時刻と更新後の終了予定時刻の差が3600秒以下の場合は1時間分、3601秒以上の場合は2時間分としてカウントされます。カウントされる時間と消費ポイントについては、延長の操作を行う過程の中で確認することができます。
- 立ち上げまたは延長の度にカウントされる時間と消費ポイントが確定し、処理が行われます。立ち上げ時に、3600秒に満たない時間があった場合でも、その時間を延長時の消費ポイントにて考慮することはできません。
4.3. 計算ノードの早期終了
計算ノードを立ち上げた後、予定よりも早期に使用を終了する場合について説明します。
TIPS!
- 計算ノードの使用時間が短くなるため推奨いたしません。
- 計算ノード使用の終了操作を行った場合、残りの使用可能時間に関わらず、消費したポイントは返却されません。
早期終了は、使用可能である計算ノードに対して、終了処理を直ちに実行する操作により実行できます。
したがって、計算ノードの起動操作(ポイント消費)、立ち上げ処理、計算ノードの使用までの流れは、4.1. 計算ノードの立ち上げと終了と同じになります。
計算ノードの起動操作の後、立ち上げ処理が完了して計算ノードの使用が可能になると、計算ノードの起動操作の際に設定した終了予定時刻になるまでの間、当該計算ノードの使用を直ちに終了する操作が実行できます。
計算ノード使用の終了操作を行うと、終了処理が開始されます。(計算ノード上に保存したデータや設定した環境は破棄され、また、計算ノードへのアクセスも不可となり、使用ができなくなります。)
この時点で、計算ノードの利用は終了となります。
ポイントとウォレットについての説明は以上です。