ポイントの管理方法(管理者向け)

ウォレット間でのポイント管理方法について説明します

管理者は、Cloud Bouquetで用いるポイントを管理することができます。
ここでは、ウォレット間でのポイントの移動などについて説明します。

1. ウォレットの確認

はじめに、ウォレットの確認方法について説明します。

ウォレットは、複数(管理者用1つと各ユーザーグループに1つずつ)あり、それぞれがポイント保有先として機能します。 管理者ウォレットは、Cloud Bouquetのご利用開始の際に作成されており、また、ユーザーグループのウォレットは、ユーザーグループを新規に作成する際に作成されます。

ウォレットを確認する際は、はじめに、左側メニューバーの〈Setting〉〈Point Wallets〉を順に選択し、【Point Wallets】画面を開きます。

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【Point Wallets】画面では以下の項目を確認することができます。また、画面の上部にある「Total:」は、全てのウォレットの合計ポイント数を示しています。 上記の例では、管理者ウォレットの他、ユーザーグループのウォレットとして「User Group1」「User Group2」の2つが登録されており、管理者ウォレット(Admin)に10,000ポイント、User Group1、User Group2の各ウォレットがともに0ポイントとなっています。

項目  説明
Wallet Ownerウォレットの所有者。ウォレットは、管理者用ウォレット(Admin)、または、各ユーザーグループのウォレットのいずれかになります。
Currently Available Pointsウォレット内に保有されているポイント数。保有ポイント数は0未満(マイナス値)になることはありません。
Details[Detail(詳細)]ボタン。特定のウォレットに関する詳細表示に遷移します。



【Point Wallets】画面において、いずれかのウォレットの[Detail(詳細)]ボタンを押下すると、【Point Detail】画面に遷移します。

【Point Detail】画面では、特定のウォレットに関するポイント移動処理の詳細情報(履歴)を確認できます。 最上部の「Point Detail:」に、表示対象となっているウォレット名が表示され、「Balance:」に現在使用可能であるポイント数が表示されます。 この画面では、右上の[Point Transfer]ボタンを押下することで、次節に示すポイント移動の操作を始めることができます。(2. ウォレット間でのポイントの移動)

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ポイント移動処理の詳細情報(履歴)としては、以下の項目が表示されます。

項目  説明
Dateポイントの移動処理(支払いまたは受け取り)が行われた日時。
Fromポイント移動におけるポイント送信元。
Toポイント移動におけるポイント受取先。
Transaction Typeポイント移動の種類として、以下のいずれかが表示されます:
- Point Purchase(ポイント購入等による新規ポイントの受け取り)
- Distribution(管理者ウォレットから任意のユーザーグループウォレットへのポイント移動)
- Consumed(任意のユーザーグループウォレットにおけるポイント消費)
- Collect back(任意のユーザーグループウォレットから管理者ウォレットへのポイント移動(回収))
Points Transferred移動ポイント数。
Available Points after Transaction移動処理が行われた後のウォレットのポイント残高。
Notes備考欄。移動処理を実行する際に、メモとして記載された内容が表示されます。
User移動処理の実行者。Point Purchaseに関しては弊社、それ以外の処理については、実際に操作された管理者が表示されます。

2. ウォレット間でのポイントの移動

管理者は、ウォレット間でのポイントの移動を行うことができます。

TIPS!
計算ノードの利用のためにポイントを使用する際は、各ユーザーグループのウォレットからポイントを消費する必要があります(当該ユーザーグループの所属ユーザーによる計算ノードの立ち上げ操作により、ポイントが消費されます)。初期に付与されるポイントは、管理者ウォレットに保有されますので、はじめに、管理者ウォレットからポイントの使用予定があるユーザーグループのウォレットへ、ポイントを移動する操作が必要になります。

ポイントの移動は、管理者ウォレットの【Point Detail】画面において、右上の[Point Transfer]ボタンを押下することで開始できます。(1. ウォレットの確認)
管理者ウォレットの【Point Detail】画面右上の[Point Transfer]ボタンを押下すると、【Point Transfer】のモーダル画面が表示されます。

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【Point Transfer】のモーダル画面では、以下の記入欄が設けられています。

項目  説明
Point Transfer「ポイント移動元 → ポイント移動先」となるように移動元および移動先を記入します。
Points to be Transferred移動ポイントの数を記入します。
Notes移動処理の備考欄です。必要に応じて記入します。
Precalculated Points「Points to be Transferred」の記入内容に応じて、処理を実行した場合のポイント移動元および移動先のウォレットのポイント残高を表示します。

以降では、「Organizationウォレット」(管理者ウォレット)から「User Group1ウォレット」へ5000ポイント移動する場面を例に、実行手順を説明します。
まず、上部の「→」の左右に、「ポイント移動元 → ポイント移動先」となるように移動元および移動先を記入します。また、移動するポイント数である5000を、「Points to be Transferred」欄に記入します。これにより「Precalculated Points」欄には、移動処理を行なった場合に「Organizationウォレット」の残高が5000ポイント(Admin Points: 10,000 - 5,000 = 5,000)、「User Group1ウォレット」の残高が5000ポイント(User Group1 Points: 0 + 5,000 = 5,000)に変わることが表示されます。

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記入の後、ポイント移動を実行するには、【Point Transfer】モーダル画面下部の[Transfer]ボタンを押下します。 [Transfer]ボタンを押下すると、【Final Confirmation: Point Transfer】のポップアップ画面により、最終確認がなされます。 ポイント移動を実行する場合は、ポップアップ画面の[Transfer]ボタンを押下します。

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以上により、「Organizationウォレット」から「User Group1ウォレット」へ5000ポイント移動がなされます。(移動の処理には、数秒程度の時間を要します。)
処理が完了すると、管理者ウォレットの【Point Detail】画面に戻ります。ここでは、先ほどの5000ポイントの移動処理の履歴が記載されています。 この例では、Distribution(管理者ウォレットから任意のユーザーグループウォレットへのポイント送信)の操作として、記載がなされています。 管理者ウォレットはポイント移動元にあたるため、減算処理として「Point Transfered」は-5000と記載されています。

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移動処理の完了後、左側メニューバーの〈Setting〉〈Point Wallets〉を順に選択し、【Point Wallets】画面を確認すると、ポイント移動後の各ウォレットの残高を確認することができます。 ここでは、管理者ウォレット(Admin)とUser Group1ウォレットがともに5000ポイントとなっており、ポイントが移動したことがわかります。

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User Group1ウォレットの[Detail]ボタンを押下し、【Point Detail】画面に遷移すると、先ほどの5000ポイントの移動処理の履歴が記載されています。 User Group1ウォレットはポイント受信先にあたるため、加算処理として「Point Transfered」は5000と記載されています。

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以上の手順により、管理者ウォレットからユーザーグループのウォレットへポイントを移動することができます。
ポイントの移動元、移動先を調整し、同様の手順を行うことで、ユーザーグループのウォレットから管理者ウォレットへの移動(Collect back)も行うことができます。

ポイントやウォレットの運用条件につきましては、こちらをご参照ください。
ポイントの管理方法(管理者向け)は以上です。